「仕事がつまらない」「学業がつまらない」と感じた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。僕は現在理系大学生で、絶賛研究に対してそのように感じています(笑)
しかし思い返してみれば、小中学生のときは勉強大好き人間だったので、今とは正反対でした。あの時と今で何が違うのか、またこれから働く中で、仕事を楽しめるようにするにはどうすればいいかを考えていこうと思います。
僕は今、前田高志著の「勝てるデザイン」という書籍を読んでいます。その中で「常に”童心”を持つことが大事」という旨の内容が記載されていました。具体的に言えば、仕事に対して遊び心を持つということです。例えば任天堂Wiiの広告であれば、「Wii」という文字と実物の写真等をレイアウトすれば、広告として最低限は機能します。しかしそれだけではつまらないと考えた著者は、京都サンガF.C.のチーム全員のMiiをつくり、それを広告としました。結果的にファンの間で話題となり、面白さと宣伝を両立した広告になったそうです。また前田さんは、デザインの型に必殺技のような名前をつけているそうです。それにより新たなデザインの知識を楽しく吸収できるのでしょう。
今の僕は何も楽しめていませんでした。デザインの勉強でさえも必死で、楽しむ余裕はありませんでした。折角勉強するなら、楽しんでやれればいいですし、恐らくその方が知識の吸収が早いような気がします。
昔の僕は、勉強をゲームのように楽しんでいたのを思い出しました。授業で新たな知識を覚えることは「レベルアップして新しい呪文を覚えた」と考えていましたし、宿題は「立ちはだかる雑魚モンスター」のようにとらえていました。定期テストは中ボス、入試はラスボスです。そのようにゲームに照らし合わせていたからこそ、難なく学校の勉強を乗り越えていたのかもしれません(高校になると、周りと比べた時の劣等感が強くなり、それどころではありませんでした)。
あの頃の自分は全能感にあふれ、どんなことでも楽しめると思っていました。少しだけ大人になって、すべてのことを上手く回せるわけではないと分かってはきましたが(特に人間関係が絡むもの)、何か現状を打破し、人生を楽しくする解決策を見つけられたような気がしています。まずは身の回りのものをゲーム化してみようと思います。
「人生ドラクエ化マニュアル」の本も読んでみようかな。